両家顔合わせの食事会【準備編】

最終更新日: 2024/05/26

 結婚前に両家の親睦を深め合う、両家顔合わせの食事会。お二人の大切な家族が集まる大切なイベントです。ですが、「何から手を付けたらいいか分からない…。」「どこの場所でなにをしたらいいの…。」など、全て初めてのことで不安ばかりだと思います。
そんなお二人に、日程や場所の決め方、当日の進行や挨拶の内容、話題、費用の分担、服装、手土産など顔合わせの準備で押さえておきたいポイントを徹底解説致します！

「両家顔合わせ食事会」とは、両家が集まって、親睦を深めるために行う食事会のことです。食事や会話をしながらお互いの家族をよく知ることが主な目的です。場所は、料亭やレストランの個室で行われることが多いみたいです。顔合わせ食事会には特に決まりがないので、当日の進行は自由に考えることができます。フォーマルな雰囲気にするか、カジュアルな雰囲気にするかも自由なんです！最近では、結納の代わりに顔合わせ食事会を行うカップルも増えています。

結婚はふたりでするものとはいえ、結婚すると両家は親戚としてお付き合いすることになります。そして、娘・息子の結婚相手の親がどんな人なのかを知っておきたいという親も多いみたいです。結婚前に両家で話す時間をもうけることで、親に安心してもらうことができ、今後のお付き合いもスムーズになるかと思います。

ここからは、顔合わせ食事会に向けて準備しておいた方が良いことをご紹介します。次の5つの項目に分けてご紹介致します。

①両家顔合わせに参加する人数・日時
②両家顔合わせを行う場所
③両家顔合わせで発生する費用や支払い方法
④両家にお渡しする手土産
⑤両家顔合わせで相応しい当日の服装

★参加者★　
　一般的なのは、お二人様(新郎新婦様)とご両親様の計6名で行う方が多いみたいです。ですが、特に決まりはありません。中には兄弟姉妹、祖父母も招待して賑やかに行う方もいらっしゃるみたいです。兄弟姉妹や祖父母が参加するのもOKなので、両家で相談して決めましょう。参加者が決まったら、「どんな雰囲気の顔合わせにしたいか」を両家ですり合わせておくといいと思います。

★日程★
　参加者全員の都合を確認してから行いましょう。日程の候補をいくつかピックアップしてみて、お二人からそれぞれのご家族に予定を聞いてみましょう。時期としては、結婚式の約6か月前に両家の顔合わせを行う方が多いみたいです。皆様それぞれですが、プロポーズから入籍の間に両家顔合わせの場を設ける方も。

また、日取りは「大安」など縁起の良いお日柄を選ぶ人もいますが、ふたりも親もそこまで気にしないようであれば気にしなくで大丈夫かと思います。お日柄には「大安」のほかに「友引」や「先勝」「先負」といった選択肢もありますが、これらは時間帯によって吉凶が違います。「友引」は午前か夕方が吉、「先勝」は午前が吉、「先負」は午後が吉とされているので気をつけてくださいね。お日柄の良い日にするなら、人気の会場は予約が埋まってしまうこともあるので早めに行動しておきましょう。

★時間★
　両家顔合わせの食事会はお昼に行う方が多いみたいですが、特に決まりはないのでお好きな時間帯で大丈夫です。せっかくならお酒も楽しみたいという方は夜の食事会でも楽しいかと思います。お酒の飲みすぎにはご注意くださいね。

食事会の場所

　みなさまが一番心がけていることに多く上がるのが、食事会の場所です。両家のご家族がアクセスしやすい場所を選ぶのがいいという意見が多かったです。遠方から来てもらう場合、会場は駅や宿泊地の近くにまたは公共交通機関で行きやすい場所にするなど、配慮できればいいかと思います。　

★会場★
　両家顔合わせの食事会で人気なのは、落ち着いた空間でゆっくりと食事や会話を楽しめる「料亭」や「トランの個室」が人気です。フォーマルな会場にするかカジュアルな会場にするかなど、最初に決めた食事会の雰囲気に合ったお店を選ぶと良いかと思います。結婚式の会場がすでに決まっている場合は、会場内のレストランにするというアイデアもあります。親にも、会場の雰囲気や料理を確かめてもらうことができますね。

★料理★
　事前に両家のご家族のアレルギー情報は聞いておき、そこも配慮したうえでお料理を選びましょう。一番人気は「コース料理」です。コース料理であれば、注文などでのお店とのやり取りが少なくて済むのでゆったりと食事を楽しむことができます。反対に、大皿料理や鍋料理など取り分ける必要のある料理は避けたほうが無難です。また、予約の際は「顔合わせ食事会で利用する」ことをきちんと伝えておくようにしましょう。

費用の分担や支払い方法

★費用の相場★
　食事代、飲み物代は1人5,000円～1万円くらいが目安で、個室の場合はこれに個室使用料が加わることもあります。2～6万円くらいの人が半数以上みたいです。
先輩カップルの顔合わせ食事会の費用総額をまとめてみると。「食事を含めて両家顔合わせ食事会にいくら掛かりましたか？」の質問に対して、2～4万円未満の人が28.7％と最も多くなっていて、続いて4～6万円未満の人が26.9％となっています。全体の9割以上の人は、10万円以内で収まっているみたいです。

★費用の分担★
　食事代の支払いについてですが、顔合わせを行ったお二人のうち、費用をお二人で支払ったカップルは70.7%でした。お二人が親を招待するという形で、折半するパターンが増えているみたいです。

他は、親も含め両家で折半する事例もあるみたいです。ですが、遠方の場合は交通費や宿泊費がかかりますよね。交通費は各自で負担してもらう場合が多いようですが、「招待する側だから」と二人で折半する方も多いみたいです。どちらかが遠方の場合は、交通費や宿泊費を片方が出して、食事代はもう片方が持つパターンもあるようです。こちらも決まりはないのでよく話し合っておきましょう。もし、お二人が支払うことがなくご両親様が支払いをしてくださった場合は、後日少しのお礼の品と手紙を送るととっても好印象です。

★支払い方法★
　食事会が終盤に差し掛かった時、どちらかが支払いを済ませておきましょう。両家が折半する場合でも先にどちらかが支払いを済ませてから、最後に清算にした方がスムーズに行えます。

用意する手土産

　手土産は必ず必要というものではないみたいですが、用意しておく方が良いかと思います。両家で手土産の金額差があるのはあまり良くないので、どのくらいのものを用意するのかを先に話し合っておきましょう。大体の平均金額帯は、約3000円～5000円あたりが多いとのこと。人気の品物は、日持ちが良い個包装のお菓子や縁起の良いバームクーヘン、おすすめの地元の名産地のものなどが人気です。両家の好みも知っておくと更にいいですね。逆に避けておいた方が良いものは、日持ちしない生ものや重いものなどです。

当日の服装

　基本的には両家の「格」を合わせるのがポイントです。「相手のお父様はスーツでしっかりとネクタイもしているのに、自分の父はネクタイもジャケットもない…」ということになってしまうと大変なので、家族も含めて何を着るのが良いのか相談しておきましょう。一般的なのは次の服装です。
★男性本人・父親★
　ブラックスーツ・タークス―ツ

★女性本人・母親★
　上品なワンピース・落ち着いた色味のスーツ・振袖、訪問着、色留袖などの和装

女性のワンピ―スは膝丈より短くない、露出をおさえたもので明るめの優しいカラーを選ぶと、おめでたい場にふさわしい雰囲気になります。アクセサリーはパールなど上品で主張の少ないもの、バッグはきちんと感のある小さめのものがおすすめです。

ですが、服装にも絶対に正解ルールはありません。カジュアルな会場で季節が夏なら、男性陣はお互いノーネクタイにしたり、高級料亭なら雰囲気に合わせて女性陣は和装にしたり… 。両家で話し合って、会場や季節に合わせた服装にするようにしましょう。

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