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結婚指輪の鋳造(ちゅうぞう)や鍛造(たんぞう)ってよく聞くけど実際どっちがいいの？徹底解析いたします！

2022.04.21

結婚指輪の鋳造(ちゅうぞう)や鍛造(たんぞう)ってよく聞くけど実際どっちがいいの？徹底解析いたします！

結婚指輪選びをしていると、紙面やネットなどでよく「鋳造(ちゅうぞう)」や「鍛造(たんぞう)」という言葉を見かけますよね。結婚指輪や婚約指輪にはデザインの他に、作り方にも違いがあることをご存知ですか？その作り方こそが鋳造と鍛造です。今回は、鋳造・鍛造の概要とともにメリット・デメリットについてご紹介します。是非結婚指輪選びの参考にしてみてください！

金属を溶かして流し込む鋳造(ちゅうぞう)とは？

鋳造は、溶かした金属を蝋（ろう）で作った鋳型に流し込み、冷却してから取り出し形を整える製法です。あらかじめ指輪のデザインのベースになる型を用意するので、S字やV字などウェーブが描かれた指輪も作りやすくなっています。また、大量生産できるため、最近では結婚指輪の製造方法において主流になりつつあります。

鋳造のメリット◎

1.デザインの表現が自由
鋳造には、その製作工程から繊細なデザインの指輪が作りやすいというメリットがあります。たとえば女性らしさを引き立てるS字、手先をシャープかつきれいに見せるV字のデザインの実現が可能。「結婚指輪はデザインにこだわりたい」という方にはおすすめです。

2.早く製造できる
鋳造は、コンピュータで鋳型のデザインを作り、溶かした金属を流し込むというスピーディな製法です。鍛造に比べて短時間で指輪が完成するので、たとえば結婚式当日が迫っているときに作成を始めても間に合う可能性があります。

鋳造のデメリット×

1.歪みやすい
鋳造の結婚指輪のデメリットは、耐久性が劣るという点です。その理由は、鋳造が鋳型に金属を流し込むという製造方法であるため。金属の密度を十分に高められないことに加えて、気泡が発生しやすいので、硬度・強度が低くなってしまうのです。そのため鋳造の結婚指輪には、歪みやすく傷がつきやすいという弱点があります。日常生活でのちょっとした動作で簡単に変形してしまう恐れもあるので、重い荷物を運ぶ時や電車のつり革、自転車のブレーキなどにも注意が必要です。

金属を圧縮して作る鍛造(たんぞう)とは？

金属をプレス機にかけて高圧で圧縮し、塊にしたものを機械で丸く打ち抜いたり、切削機で削り出したりして指輪を作ります。第一次世界大戦のときにドイツで出来た技法です。戦地に向かう軍人さんたちが祖国に残す愛する人と同じ指輪を着けていける耐久性を持った鉄の指輪を作ったことがきっかけの技法です。この技法は自動車などの機械部品を作る工程を応用して制作される場合もあります。

鍛造のメリット◎

1.丈夫で歪みにくい
鍛造では、金属を職人の手で伸ばしたり、プレス機で圧縮したりして圧力を加えています。これにより金属の密度が向上し、結果として硬度・強度が高まり、傷がつきにくく歪みにくい丈夫な指輪に仕上がります。そのため、鍛造の指輪は一生身に着ける結婚指輪にぴったりです。

2.まるでシルクのようなつけ心地
金属に圧力を加えると金属中の空気が抜けるので、ゴツゴツとしない滑らかなつけ肌触りになります。そのため指輪になったときに、まるでシルクのような着け心地を体感できます。また、重厚感のある見た目に仕上がるので、手元をゴージャスかつきれいに見せることが可能です。

鍛造のデメリット×

1.時間がかかる
鍛造は、職人が一つひとつ丁寧に作るため完成するまでに時間を要します。場合によっては、注文してから現物が手に入るまでに、数ヶ月かかることも。お急ぎの方は避けたほうがよいかもしれません。

このようにそれぞれに良さがあり、お二人がどの部分を大切にしていくかが決め手となります。鋳造でも時期によってはご納期がかかるブランドもありますのでご了承ください。今回は丈夫で着け心地の良い鍛造リングのおすすめブランドをいくつかご紹介します！