真珠ネックレスの糸替えとは?真珠のネックレスのお手入れの仕方
真珠ネックレスの糸替えとは?真珠のネックレスのお手入れの仕方
大人の女性が必ず必要になる真珠のネックレス。
冠婚葬祭といった大切なシーンで使うからこそ、メンテナンスは大切です。
・真珠の主成分は、炭酸カルシウム。酸・アルカリ・熱などに反応しやすいです。
・真珠のモース硬度は、4度ですから、ルビー、サファイアの9度、水晶の7度などに比べれば、柔らかい宝石です。金属や硬い石、ダイヤモンドや硬度の高い宝石に擦りつけないよう注意しましょう。
(※モース硬度とは「最も傷付きにくい=硬い」ダイヤモンドを10として位置づけをし、「数字が小さいほど傷付き易い=軟らかい」となります。)
日常的にできる真珠のお手入れとしては、『使用後に柔らかい布でふくこと』です。
着用後に拭いてから仕舞うことはもちろんですが、極端に言えば『少しでも触ったらふいておく』くらいの気持ちが大事です。
汗や手のあぶらなど皮膚分泌液は、酸性を帯びています。真珠の主成分である炭酸カルシウムは、汗や皮脂、化粧品などに含まれる酸や油分に弱いという性質を持っていますが、すぐに拭き取ればほとんど問題ありません。「着用後は、必ず拭く」ことを習慣づければ、長い間安心して使えます。
また、酸や果汁にも気をつけてください。ヘアスプレー、香水、除光液などの化粧品は、真珠の美しさを損なう原因となりますので、真珠は化粧後の最後に着けるようにしましょう。
使用する布は、柔らかく清潔なものなら何でもかまいません。メガネ拭きなどに使われているポリエステルやナイロン製の布は、水と油を同時に吸い取る上、汚れたら洗濯も可能なので、真珠の手入れにぴったりです。
真珠のネックレスは、真珠の粒をつないでいる糸が経年変化により劣化し、切れてしまうことがあります。糸が切れることで真珠の粒が一度に外れてしまい、せっかくの真珠の粒が、紛失することにもなりかねません。
そうしたことを防ぐために、真珠のネックレスは定期的に糸替えを行うことが大切です。糸替えのタイミングは2~3年に一度。糸が緩んで真珠と真珠の間にすき間が目立ち始めたときが、糸替えのタイミングです。
また、お母様から受け継いだ真珠のネックレスだと、長さ調節が必要な場合もあります。そちらも対応させていただくのでお持ちください。
真珠は正しいお手入れをきちんと行っていけば、長く長く受け継いでいける宝石です。母から娘へ、娘から孫へと大切に伝ていくためにも、定期的なメンテナンスをしておきましょう。
まずはお持ちいただくと、状態を拝見いたしますので、是非ご来店ください。
お待ちしております。
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